機嫌よく生きている人が、こっそりやっていること
いつも機嫌よさそうな人って、いると思う。
とくに何か特別なことがあるわけでもないのに、なんとなく表情が穏やかで、ちょっとしたことでイライラしたり落ち込んだりしている様子がない。あの人、なんでいつもあんなに穏やかなんだろう、って思ったことがある人は少なくないんじゃないかな。
「もともとの性格が違うんだろう」「ストレスがないだけじゃないの」と思いたくなる気持ちもわかる。でも、機嫌よく生きている人の多くは、性格がいいんじゃなくて、機嫌を保つための工夫を日常に持っているだけだったりする。
この記事では、そういう人たちがこっそりやっていることを一緒に見ていこうと思う。
機嫌よく生きるって、どういうことか
まず最初に、機嫌よく生きるというのは、常にニコニコしているとか、ポジティブ思考でいるとか、そういうことじゃない。
感情の波は誰にでもある。落ち込む日もあるし、イライラする日もある。それは当たり前のことだ。
機嫌よく生きるというのは、その波に飲み込まれすぎないこと。感情に引っ張られながらも、自分のペースに戻ってくる力を持っていること。そういうイメージだと思う。
① 自分の「機嫌が下がるパターン」を知っている
機嫌よく生きている人は、自分が何でご機嫌を損ねるかを、ちゃんと把握していることが多い。
睡眠が足りないとき、お腹が空いているとき、予定が詰まりすぎているとき。人によってトリガーは違うけど、「ああ、これが重なると自分はしんどくなるんだ」という自覚があると、対処がしやすくなる。
機嫌が悪くなってから「なんで私こんなにイライラしてるんだろう」と混乱するより、「これが原因かも」とすぐ気づける方が、立て直しがずっと早い。
自分の取扱説明書を持っているイメージ、と言えばわかりやすいかもしれない。
② 小さな「好き」を1日に意識的に入れる
大きな楽しみがなくても、1日の中に小さな「好き」を意識的に散りばめている人は、機嫌が安定しやすい。
朝のコーヒーを丁寧に入れる、通勤中に好きな音楽を聴く、昼休みに少しだけ日向ぼっこをする。そんなことでいい。
特別なことじゃなくていい。「これが好きだな」と感じる瞬間を、1日のどこかに意図的に作っておくと、それが小さなリセットになってくれる。
逆に言えば、機嫌が不安定な人の多くは、日常の中に自分のための時間がほとんどない状態になっていることが多い。自分を後回しにしすぎると、知らないうちに機嫌の貯金が底をつく。
③ 他人の感情に引っ張られすぎない
機嫌よく生きている人は、他人の感情と自分の感情をある程度分けて考えられる。
誰かが不機嫌だとしても、それはその人の事情であって、自分が引き受けるべきものじゃない。そういう感覚を持っていると、周りの空気に左右されにくくなる。
これは冷たくするということじゃなくて、適切な距離を保つということだ。相手の気持ちに寄り添いながらも、自分の感情まで道連れにしない。そのバランスが取れている人は、人間関係の中でも消耗しにくい。
「あの人、なんか怒ってる。私、何かした?」とすぐ自分に結びつけてしまう人は、知らないうちにかなりのエネルギーを使っていることが多い。
④ 不機嫌な自分を責めない
これが、地味に大事だと思っている。
機嫌が悪くなったとき、「こんなことでイライラしてる自分、ダメだな」と自己嫌悪に入ってしまうと、不機嫌の上にさらにしんどさが重なる。
感情は、コントロールできない部分もある。大事なのは、不機嫌になった自分を責めることじゃなくて、その後どう立て直すかだ。
「今日はしんどい日だった」と認めて、早く寝る。好きなものを食べる。ぼんやりする時間を作る。それだけで十分なことも多い。
自分の機嫌に優しくできる人が、結果的に長く穏やかでいられる。
まとめ
機嫌よく生きている人は、特別な人じゃない。ただ、自分の機嫌との付き合い方を、少しずつ工夫しているだけだ。
今回紹介した4つのことを、改めて整理しておこう。
自分の「機嫌が下がるパターン」を知る。小さな「好き」を1日に意識的に入れる。他人の感情に引っ張られすぎない。不機嫌な自分を責めない。
全部いっぺんにやらなくていい。まずひとつだけ、今日から試してみてね。
