ひとりが好きなのに、なぜか寂しい。その矛盾した気持ちの正体
週末、誰とも会わずに一日家で過ごした夜。
べつに嫌じゃなかった。むしろ充実していたはずなのに、夜になるとなぜか胸がじんわり寂しくなる。
「ひとりが好きなのに、寂しいなんておかしいのかな」そう思って、自分を責めてしまったことはありませんか。
おかしくないんです。その矛盾した気持ち、ちゃんと理由があります。
「ひとりが好き」と「寂しい」は矛盾しない
まず、この2つの感情は矛盾しているように見えて、実は両立するんです。
ひとりの時間が好きな人は、人と一緒にいることでエネルギーを消耗しやすい傾向があります。にぎやかな場所や長い会話のあとに、どっと疲れてしまう感覚、ありませんか。だから自然と、ひとりの時間を「充電」として必要としている。
でも、それは「人とのつながりを必要としていない」ということとは全然違います。
誰だって、誰かとつながりたいという気持ちは持っています。それはひとりが好きな人でも同じ。「ひとりでいたい」と「誰かとつながりたい」は、どちらも本物の気持ちで、どちらも大切にしていいんです。
引きこもり週末の夜に寂しくなりやすい理由
特に感じやすいのが、週末に家でひとりで過ごした夜。なぜかというと、いくつかの条件が重なりやすいからです。
まず、予定がない静かな時間は、感情が浮かび上がりやすい。日中は何かをしていれば気が紛れますが、夜になって部屋が静かになると、ふとした感情がじわっと出てきやすくなります。
それから、SNSの存在も大きいです。
友達が外で楽しそうにしている写真を見てしまう。誰かのグループ投稿を目にする。「みんな誰かといるのに自分は…」という気持ちが、無意識のうちに芽生えてしまう。
ひとりでいることを自分で選んでいたはずなのに、気づいたら比べていた。そんな経験、あるんじゃないかなと思います。
「深くつながりたい」という欲求の正体
ひとりが好きな人が感じる寂しさは、「誰かとにぎやかに過ごしたい」というよりも、「誰かと深くつながりたい」という欲求からきていることが多いです。
人数じゃなくて、質を求めている。
表面的な会話や、気を使いながらの付き合いでは満たされない。本音で話せる相手、気を張らなくていい関係、自分のことを分かってもらえる瞬間、そういうものを求めているんですよね。
だから、友達がいないわけでも、コミュ力が低いわけでも、何かが欠けているわけでもない。ただ、「深さ」を大切にしているだけ。
それは、あなたの感受性の豊かさでもあります。
寂しさとの上手なつきあい方
寂しさを感じたとき、まずやってほしいのは「寂しいと感じた自分を責めないこと」です。
おかしくない。弱くない。ひとりが好きでも、寂しくなっていい。
その上で、寂しさをサインとして使ってみてください。
ふと誰かのことを思い出したなら、軽くメッセージを送ってみる。「最近どう?」のひとことでいい。それだけで、じんわりした感覚が少し和らぐことがあります。
誰かに連絡するのが億劫なら、自分の気持ちをノートに書き出してみるのもいいです。「今日、こんな気持ちになった」と言葉にするだけで、感情が整理されて楽になることがある。
以前、孤独感についてこんな記事も書いています。
→ ひとりでいることが怖い人へ。孤独感と上手につきあうための考え方
まとめ
ひとりが好きでも、寂しくなる夜がある。その2つの気持ちは、矛盾していません。
寂しさは、あなたがちゃんと誰かとつながりたいと思っている証拠。それは弱さじゃなくて、人を大切にできる心の表れです。
引きこもり週末の夜に胸がじんわりしたとき、自分を責めないでほしい。そのじんわりは、あなたが人間らしく生きている証拠だから。
