サブスク、本当に使ってる? 年1回やるべき”お金の棚卸し”

先月、何気なくクレカの明細を見ていたら、見慣れない引き落としがあった。

「NETFLIX…あ、そうか。入ってたんだ」

最後に開いたのはいつだろう。3ヶ月前?もっと前かもしれない。でも毎月ちゃんと引き落とされている。気づけばSpotifyも、Adobe CCも、ChatGPT Plusも。ひとつひとつは月1,000円前後なのに、合計したら1万円を超えていた。

これ、あなたにも思い当たるところ、ないかな。

なぜサブスクは「知らないうちに」増えるのか

サブスクが増えすぎる理由は、シンプルだ。

まず「無料トライアル」の罠がある。Apple TV+はiPhoneを買ったときについてきた。YouTube Premiumも「1ヶ月無料」に釣られて試した。そのまま解約するのを忘れて、気づいたら何ヶ月も課金が続いていた、なんてことはよくある話だ。

こんな声も実際にある。

https://twitter.com/YujiYamadaHorn/status/1866049618733404194

無料トライアルから課金に突入してしまい、しかも解約しようとしたらスマホアプリからはできない仕様だったというケース。「ダークパターン」と呼ばれる、意図的に解約を難しくする設計は、サブスクの世界では珍しくない。

次に「月500円だから」の積み重ね問題。月500円って、安く感じるんですよね。コンビニでコーヒー一杯分。でもそれが10個あれば、5,000円。20個あれば1万円。月1万円というのは、年間12万円だ。地味にしんどい金額になる。

そして「解約が面倒に設計されている」という現実もある。わかりやすい解約ボタンは、わざと奥深くに隠されている。ワンクリックで加入できるのに、解約するには設定の奥へ奥へと進む必要がある。これは仕様じゃなくて、意図的な設計だったりする。

“お金の棚卸し”のやり方

難しいことは何もない。ステップはたった4つだ。

ステップ1:クレカ・銀行明細を3ヶ月さかのぼる

スマホのアプリでもPCのブラウザでも、過去3ヶ月分の明細を開いてほしい。「定期的に引き落とされているもの」を全部メモするだけでいい。

ステップ2:全サブスクをリストアップする

意外と見落としがちなのが、iCloudのストレージ料金、楽天マガジンや雑誌読み放題、スマホゲームの月額パス、そしてAmazon Primeやセキュリティソフトの年額自動更新あたり。「そういえばこれも」と出てくるやつを全部書き出す。

ステップ3:「先月使ったか?」だけで仕分ける

評価基準はこれだけでいい。「先月、使ったか?」。使ったなら残す。使っていないなら次のステップへ。「いつか使うかも」は基本的にNG判定でいい。

ステップ4:使っていないものを即解約する

迷わず解約する。「やっぱり必要だった」と思ったら、その時また入ればいい。サブスクの多くは再加入も簡単にできる。解約が怖い人は、まず「一時停止」だけでも試してみてほしい。

「本当に必要か?」を問い直すコツ

棚卸しをするとき、もうひと手間かけてほしいことがある。それが「無料プランで足りていないか?」の確認だ。

たとえばClaudeやChatGPTのようなAIツール。有料プランに入ったとき、毎日ガンガン使っていたはずが、最近は週に数回しか開かない……なんてことはないだろうか。毎日ヘビーに使っているならPro版の価値は十分あるけれど、週に数回程度なら無料プランで十分まかなえることも多い。

Notionも同じ。個人利用なら無料プランでかなりのことができる。DropboxやGoogleドライブも、ストレージの使用量を確認してみると「実は無料枠に余裕があった」というケースは珍しくない。

「有料プランにすれば使うだろう」と思って課金した結果、気づいたら使い方が変わっていた、ということはよくある。生活スタイルは変わる。去年の自分に必要だったものが、今年の自分には不要になっていることは、全然おかしくない。

お金を払っているから使わなきゃ、ではなく。今の自分の生活に、本当に合っているか。これが、お金の棚卸しの本当の問いだと思っている。

やってみると気づくこと

実際に棚卸しをした人の話を聞くと、「月8,000円浮いた」「年換算で10万近かった」という声が出てくる。節約というより、自分が何にお金を払っているかを初めてちゃんと把握できた、という感覚に近いらしい。

お金の不安の多くは「わからないから不安」だったりする。明細をちゃんと見て、使っていないものを整理するだけで、なぜかお金まわりの気持ちが少し軽くなる。

まとめ

難しい節約術を始める前に、まずやることがある。

自分が今、何にお金を払っているかを把握すること。そして、本当に必要かどうかを問い直すこと。

年に1回、明細を眺めるだけでいい。それだけで、何千円かが手元に残るかもしれない。そのお金で、本当に好きなものにお金を使えるようになる。

今日の夜、ちょっとだけ明細を開いてみてほしいな。

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tak
最近釣りを始めた駆け出しのブロガー。 サラリーマンをしながら、関西圏の釣り情報、ガジェット情報、初心者ブロガー向けの記事などをメインに更新しています。