人に嫉妬してしまう自分が嫌になるとき。その感情の正体と向き合い方
友人の昇進の話を聞いて、「おめでとう」と言いながら、心のどこかがざわっとした。
SNSを開くたびに、誰かのきらきらした投稿に目が止まる。素直に「いいね」を押せない自分がいる。そして、そんな自分のことが嫌になる。
嫉妬してしまう自分に自己嫌悪を感じた経験、ありませんか?
嫉妬は「悪い感情」じゃない
嫉妬は、脳の扁桃体が反応して生まれる原始的な感情だ。「痛み」に近い感覚とも言われている。自分が欲しいものを持っている人を見て、心がチクリと痛む。これは、自分の人生をより良くしたいと真剣に生きているからこそ起こる反応なんです。
「嫉妬してしまう自分が嫌い」と感じる人は、裏を返せば「人の幸せを祝福できる、清らかで優しい人でありたい」という高い理想を持っている人だ。
嫉妬を感じること自体は、あなたが悪いわけじゃない。問題なのは、嫉妬の後に「こんな気持ちを持つ自分はダメだ」と自分を責め続けることで、二重に苦しくなってしまうこと。
嫉妬が「自分への攻撃」に変わるとき
嫉妬を感じた瞬間、自分の価値を誰かと比べて「負け」を感じている。「負け」の瞬間、「私ってダメな奴だ」と無価値感から自己嫌悪に陥っていく。
嫉妬→自己嫌悪→さらに自分が嫌いになる、というループ。地味にしんどいんですよね。
しかも、日本人は自分に厳しく「こうあらねば」という基準を高く設定しがちだ。幼少期から他者と比較される環境の中で、自己否定につながりやすい土壌が作られている。だから「嫉妬してはいけない」という感覚が強くなりやすい。
嫉妬を感じるたびに自分を責めていたら、心がどんどん消耗していくだけ。
→ 他人と比べてしまうクセが気になる人は:他人と比べてしまうのが止まらないとき、試してほしい5つのこと
嫉妬を「羅針盤」として使う
嫉妬する相手は、「自分が本当に欲しいものを持っている人」だ。
結婚した友人に嫉妬するのは「パートナーとの温かい家庭」を求めているから。「あの子ばかりズルい」を、「そうか、私はあれが欲しかったんだ。次は私の番だ」と言い換えてみよう。嫉妬を「願望」として捉え直すのだ。
2種類の嫉妬がある。相手を引き下げようとする嫉妬は自分も相手も消耗するだけ。自分を高めようとする嫉妬は「あの人みたいになりたい」という方向に変換できる。「彼女が頑張っているから、私もベストを尽くそう」というポジティブな競争心は成長につながる。
嫉妬を感じたとき、「これは自分が何を求めているサインか?」と問いかけてみる。
→ 自分軸で生きることについては:人の言葉にいちいち傷ついてしまう人へ。流されない自分軸の作り方
嫉妬してしまう自分を、責めなくていい
嫉妬を感じてしまうのは、あなたが人生に真剣だから。嫉妬してしまう自分を嫌うのではなく、「教えてくれてありがとう」と捉えることができれば、あなたはもっと自分の人生に集中できるようになる。
その感情を、自分を知る手がかりにしよう。
参考:
