計画を立てるのが好きなのに、実行できない。その理由、ようやくわかった気がする
また今日も、計画だけ立てて終わった。
手帳を開いて、タスクを書き出して、優先順位まで考えた。なのに夜になってみると、何ひとつ手をつけていない。
「計画を立てることが得意なのに、どうして実行できないんだろう」
そう自分を責めた夜、一度や二度じゃないと思う。
でも最近、これって意志の弱さじゃないのかもしれないって思うようになってきた。
計画を立てる行為そのものが、「達成感」になってしまう
計画を立てているとき、なんか気持ちよくない?
やることを整理して、スケジュールに落とし込んで、「よし、これでいける」って感覚。あれ、実は脳がドーパミンを出しているんですよね。
ドーパミンって、何かを達成したときだけじゃなく、「達成した未来を想像したとき」にも分泌されるんです。つまり、計画を立てた時点で脳は「やった!」ってなってしまう。
結果、実行する前にもう満足感を得てしまっているから、動き出すモチベーションが自然と下がっていく。計画が上手な人ほどこれに陥りやすい、ちょっと皮肉な話なんですよね。
「完璧な計画」を求めるほど、動けなくなる
もうひとつ、よくあるパターンがある。
「まだ計画が完成していない気がする」という感覚。
スケジュールがちょっとゆるい、タスクの粒度が大きい、不確定な要素がある。そういうものが気になって、計画を完成させることに時間とエネルギーを使い続けてしまう。
でも実際、計画って「完成品」じゃなくていいんですよね。あくまで「今の自分が立てた仮説」に過ぎないから、動きながら修正していくもの。
完璧な地図を作ってから出発しようとしているうちに、気づいたら日が暮れている。そんな感じ。
実行できない計画に共通する、3つの特徴
振り返ってみると、動けなかった計画にはだいたい共通点があった。
タスクが抽象的すぎる。「英語を勉強する」「資料を作る」みたいなやつ。これ、いざ取り掛かろうとしたとき、何から手をつければいいかわからないから体が止まってしまう。「英単語を10個覚える」「資料の目次だけ書く」くらいまで小さくすると、ぐっと動きやすくなる。
**「いつやるか」が決まっていない。**タスクリストは完璧なのに、カレンダーには何も入っていない状態。これだと「今日どこかでやろう」が「明日でいいか」に変わっていく。時間を決めて予約を入れてしまうのが、地味に効く。
**計画を「見直す」前提がない。**計画を立てたらそれが正解、と思ってしまうと、ちょっと崩れただけで「もう無理」ってなりやすい。最初から「途中で変えていいもの」という前提を持っておくだけで、ずいぶんラクになる。
じゃあ、どうすればいいか
大きく変えようとしなくていい。ひとつだけ足すとしたら、「計画する時間」と「実行する時間」を意図的に分けることだと思う。
計画が好きな人は、実行中にも「もっといい方法があるかも」「この順番で合ってるかな」って考えてしまいがち。それをやると、手は動いているのに頭は計画モードのままになって、ものすごく疲れる。
「今は実行する時間」と決めたら、計画のことは一旦頭から追い出す。気になることがあればメモして、振り返りのときに見直す。それだけで、動きやすさがぜんぜん変わってくる。
あとは、最初の一手だけを具体的にしておくこと。「今日これをやる」ではなく、「今日の19時に、まずこの一行だけ書く」くらいまで絞り込む。ハードルが低ければ低いほど、始めることへの抵抗がなくなっていくから。
計画が好きなのは、才能だよ
計画を立てるのが好きってこと、実はかなりの強みだと思う。
物事を整理する力があって、先を見通せて、段取りを考えられる。それって、なかなかできないことなんですよね。
あとは「動き出す仕組み」をひとつ足すだけ。意志の力でどうにかしようとしなくていい。脳の仕組みと自分のクセを知った上で、ちょっとだけ設計を変えてみる。
計画上手は、きっと行動上手にもなれる。
