“あとでやろう”と思ったことが、結局ずっと”あとで”のままになる理由
スマホのメモアプリを開くと、「あとでやること」リストがびっしり並んでいる。
読もうと思っていた記事、気になっていたお店、やろうと思っていた手続き。全部「あとで」のまま、もう何ヶ月も経っている。
「なんで私ってこうなんだろう」と思ったこと、一度や二度じゃないかもしれない。
でも実は、これって怠けとか意志の弱さとは、ちょっと違う話なんですよね。
「あとで」と「先延ばし」は、似てるようで違う
よく混同されるけど、この二つは少し性質が違うと思う。
先延ばしは、やらなきゃいけないことを避ける行動。締め切りのある仕事や、面倒な手続きを後回しにする、あの感覚。
「あとでやろう」はむしろ逆で、好奇心や向上心から生まれることが多い。「これ面白そう」「やってみたい」という前向きな気持ちが出発点なんですよね。
だから自分を責めなくていい。問題は気持ちじゃなくて、「あとで」という言葉の曖昧さにあるんです。
「あとで」が消えていく3つの理由
「いつでもできる」が「今じゃなくていい」になる。
「あとで」には期限がない。期限がないということは、いつやっても正解だということ。でも裏を返すと、今日やらなくてもいい理由が常に成立してしまう。
明日でもいい、来週でもいい、来月でもいい。そうやって「あとで」は無限に先送りされていく。
やりたい気持ちには、賞味期限がある。
「これ気になる!」と思った瞬間の熱量って、時間が経つほど下がっていくんですよね。
あのとき読んだら絶対おもしろかったであろう記事も、2週間後に見返すと「なんでこれ保存したんだっけ」ってなる。感情は生ものだから、鮮度があるうちに動かないと、だんだん色褪せていく。
「あとで」が増えすぎると、どれから手をつけるかわからなくなる。
メモに「あとでやること」が100件溜まっている状態、想像してみてほしい。
見るだけで疲れるし、どれが本当にやりたいことかもわからなくなってくる。結果、リストを開くこと自体が億劫になって、また新しい「あとで」が積み上がっていく。
「あとで」を本当にやる人がやっていること
大がかりな仕組みを作る必要はない。ちょっとした工夫で、ぜんぜん変わってくる。
気になった瞬間に「いつやるか」だけ決める。
「あとで」と思ったら、そのままにせず「今週の土曜日に」とか「寝る前の10分で」とだけ決めてしまう。具体的な時間を決めた瞬間に、「あとで」は「予定」に変わる。これだけで実行率がぐっと上がる。
「あとでリスト」じゃなくて「今週リスト」に入れる。
「いつかやる」リストは、結局いつまでも「いつか」のまま。気になったことは、その週のうちにやるかどうか判断する場所に入れてしまう。今週やらないなら、本当はそこまで気になっていないのかもしれない、という基準にもなる。
定期的に「あとで」を見直して、問い直す。
月に一度でいいから、溜まった「あとで」リストを見返してみる。「これ、今でもやりたい?」と自分に聞いてみて、ピンとこないものは潔く手放す。リストを軽くしておくだけで、本当にやりたいことが見えやすくなる。
「あとでやろう」と思えること自体、才能だよ
気になることがたくさんある、やってみたいことがある。それって、好奇心と向上心の表れなんですよね。
「あとで」が溜まってしまうのは、怠けているんじゃなくて、それだけ興味のアンテナが豊かだということ。
あとは「いつやるか」を決める習慣を一つ足すだけ。全部やらなくていいし、全部覚えておかなくていい。今の自分が本当にやりたいことだけ、少しずつ動いていけたら十分だよ。
